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Around The Shrine

ボクが生まれ、高校を卒業するまで暮らしたのは
岩手県南の小さな町です

実家の近くには神社があります

鬱蒼とした森の中に神社のお社があり
その森に接して市営の公園があります
ボクは神社が運営する保育園に通っていました

この環境だから当然のこと
子供の頃の遊び場はこの森と神社でした


母親がよく語る追憶

「オマエは小さい頃はホントに手のかからない子供でね」
変な思い出じゃないでしょ?
ここまではね・・

「玩具の拳銃とおにぎりを渡すと、1人で神社の森で遊んでてね、何時間でも。
 何か物語りを作っちゃ自分がその中に入り込むらしいんだよね、オマエ」

千葉真一・丹波哲郎・野際陽子が出ていたスパイ物(?)のTVドラマが大人気だった
かなり影響を受けていたのは記憶があるが
この1人遊びには記憶が無い

「近所のスズキさんが森でオマエに声をかけたら、スッと木の陰に隠れたんだって」

「・・・・・」

「でね、その後にね、木の影から顔を半分出して銃口をスズキさんに向けてたんだってよ」

現実と空想の壁をすり抜けるのが得意な子供だったらしい



連休で実家に戻ったボクは早朝に散歩していた
足は自然と神社に向かう

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神社に隣接する公園のチューリップ
妖しいリズムを奏でるマーチングバンドのようにみえる

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神社の祭礼の期間なので
実家のある町内会の家々には
提灯と紙垂(しで)のついたしめ縄が張り巡らされていた

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早朝に神社と公園を散歩して戻り
しめ縄が張られた家々をみていると、この曲が始まった
Fleetwood Mac 「Dream」



【蛇足】
24歳のときのこと 
正月休みに地元に帰省したときだった
高校の部活の先輩3人、同級生3人と酒を飲んでいた
先輩の1人は精神科医になって2年目
彼が言った
「オマエは典型的な◯◯◯◯◯◯だなー」
彼以外の5人は「はっ?」
ドイツ語の病名らしい
説明を聞くと症状は「妄想、幻覚、まとまりのない会話」
同級生がゲラゲラ笑いだした

成人しても「現実と空想の壁をすり抜ける癖」は残っていたらしい

今はどうか?

オッサンになった現在は、目の前に立ちはだかる壁がとても高く厚くなったから
乗り越えることも、すり抜けることも簡単じゃない

でも時々はね  本気を出せばね

"ヒョイ"と・・

ほらね・・?



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