予告(?)
拙作「からす と うずら」へのniceとコメントどうもありがとうございました。
さて。
ブログ掲載には長めの短編小説が次回で三作目になります。
高校1年の時のこと。担任の数学教師が「3」は大事な数字だと言いました。
「『三日坊主』、『石の上にも三年』って言うだろ。
3を目安に頑張るようにするんだ。
目標を決めたらまずは3日頑張る。次に3週間、その次に3ヶ月、
そして3年頑張って卒業だ」
「三振バッターアウト。3で終わった」ボクが言った。
「はあ?」
「スリーアウト。ほら、攻撃が終わちゃった。3は良い数字とばかりは言えない」
「3割30本30盗塁、ほら一流選手だ!」
「・・・・・」
「年俸3億3千3百33万3333円。どうだ、一流選手だ!」
数学教師は意地になって3を羅列して、さらに言った。
「円周率は大体3だし」
「大体って。数学教師が大体は良くない。
イコールの上下に点をつけて約って言わなきゃ」
「それにな。今の俺の奥さんは3人目なんだ」
「うん。その3は大切にしたほうが良いと思います」
***
高校1年の時、担任の数学教師が教えてくれた単純だけど不思議な数式が次回作に
はエピソードとして出てくる事を予告に変えて。
※ 数学的考察で謎を解くミステリーとかでは全くありません。
今回も短編小説くらいの分量ですので御安心・・いやいや御面倒をおかけします。
お時間に余裕のあるときに読んで頂ければ幸いです。
今回もまだタイトルが未決です。
脳をこね、揉む時間を数日頂戴いたしたいと思います。
それでは。